鳴呼・・なりたいです司法書士6
戸田徹郎司法書士事務所の保井です。
最近、いつもの仕事の中で相続登記について感じたことがあります。
お客様が相続登記の件で来所され様々なことを相談されます。
どこの事務所でもごくありふれた日常だと思いますが、お客様にとっては大切な人を亡くされ、まだ心の整理もつかないまま被相続人との思い出のつまった相続財産を相続人の義務だと自分に言い聞かせ公的な形で義務を全うしようとされるお客様もおられると思います。
先日、事務所に来所された旦那様を亡くされたばかりのお客様も、何事もなかったように明るい表情で話されますが、会話の止む所々でなんとも悲しく寂しげな、でもなんとかこの悲しみを乗り越えようというような表情をされていました。
そのようなお客様をお見送りする時に、ありがとうございましたとは言えず、ただ頭を下げただけになってしまいました。
お客様が安心して帰って頂くにはどのような言葉をかけるのが良いのでしょうか?
自分が逆の立場ならどのような言葉をかけてもらえると安心できますか?
それとも登記申請代理に感情など入れず、ただ事務的な対応で良いのでしょうか?
もちろんお客様にとっては事務的にされた方がいいという人もなかにはおられると思います。
しかし、保井は感情注入してしまいます。
感情注入というよりも心配りができるようにしていきたいということです。
相続登記相談のすべてが今回取り上げたケースではないことはご承知でしょうが、傷心冷めやらぬ相続登記相談のお客様が戸田徹郎司法書士事務所に来てよかったと思われるような事務所でありたいと思います。